ひとことブログ


by ennapple
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No Border-日本画から/日本画へ

東京都現代美術館でしている展覧会を見に東京へ出張しました。
30代の日本画あるいは日本画的表現をしてる人たちの展覧会でかなりいい刺激を受けました。
特に松井冬子さんの絵にすごく衝撃を受けました。
とにかく繊細でリアルでそんなに大きな絵じゃないのに画面から溢れ出るエネルギーが圧倒的でした。
こういう繊細な線で描かれた絵ってすごく好きやけど、今までこんなにパワーを感じるものに巡り逢ったことなかった。
繊細な絵はともすれば淡白になりがちな気がする。
でも松井冬子さんの絵は、強い。
ひとつひとつに魂が宿ってて見る側に訴えかけてくる。
去年の美術手帖にのってたの見たけど、印刷物じゃやっぱり良さが壊れます。何も響いてこなかったし、ちょっと気持ち悪い絵という認識しかなかった。
やっぱり絵はホンモノ見ないと。本質はわかりません。
とにかくすごいなって感動しました。

あとは町田久美さんも好きです。
大胆不敵で思い切りのいい感じが。日本画の素材を使ってるけど、イラストちっくな線で「こんなやりかたもあるんや」ってことを気づかせてくれました。
この人も美術手帖に載ってたけど、結構初めは風当たり強かったみたい。
こんなマンガみたいなの日本画じゃないって言われて、マンガの出版社に持ってくと「コマは?うちはマンガの出版社だからコマがないと」みたいなことを言われたり。色々苦労があったそうです。

この展覧会見て、なんか、日本画とかマンガとかそういうジャンルにとらわれるのって変かもって思いました。
自分の好きなことを好きなように表現しやすい素材で表現すればそんでいいんちゃうかな。
岩絵の具とか胡粉と一緒にアクリルガっシュ使ってる絵とかもあったし、絵を描くってことにおいてジャンルを分ける必要性はないのかも。
日本画描くかイラスト描くかとかで悩んでたけど、一瞬でふっとびました。

すごく為になる展覧会でした。
東京やし遠いけど、機会があれば見に行くと絶対自分の中の絵に対する意識が変わると思います。
会期は3/26までなのでお早めに。
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by ennapple | 2006-03-19 18:30 | 美術館 展覧会